クロスバイクの選び方

女性向けクロスバイクの選び方

女性の方がクロスバイクを始めてみたいけど、小柄なので大きく細いタイヤやサドルの高さに不安を覚える人も多いはず。そんな女性や小柄な人も安心のクロスバイクの選び方を5つのステップに沿って確認する方法を紹介します。

女性のためのクロスバイク選び方

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ステップ1.フレーム形状を確認

たくさんのクロスバイクの中から自分に最適なサイズかつ、自分に最適な車種を判別するのは容易ではありません。そこで、ステップ1では見た目ですぐに判断できるフレームの形に注目してみます。

トップチューブが斜めになっているモデルを探してみよう

クロスバイクのフレーム形状は、トップチューブが地面と水平になっている「ホリゾンタルフレーム」、トップチューブが斜めになっている「スローピングフレーム」と、スローピングフレームよりもさらにトップチューブが斜めになっている「ミキストフレーム」の3つに分けることができます。そして、女性や小柄な人におすすめなのは、「スローピングフレーム」と「ミキストフレーム」です

スローピングフレーム

スローピングフレーム
トップチューブのサドル側が下がっているフレームのこと。小柄な人でもフレームがまたぎやすく、フレームサイズも豊富。国内のクロスバイクの多くはこのタイプ。

ホリゾンタルフレーム

ホリゾンタルフレーム
トップチューブが地面と水平になっているフレーム。フレームが端整に見える効果も。

正しいポジションでクロスバイクに乗った時は、サドルに座ったままではどんな身長の人であっても、地面に足が届かない作りになっています。

信号などで停車する場合、一旦サドルから降りてからトップチューブをまたいで立ちますが、女性や小柄な人で身長が155cm未満の方であれば、ホリゾンタルフレームで足が届く自転車はほとんどなく、スローピングフレームやミキストフレームのようにトップチューブが斜めになっていないと足が地面に届きません

カタログではホリゾンタルでもサイズによってはスローピングのものもあるので注意

スローピングフレームはサイズが小さければ小さいほど傾斜がきつくなる傾向にあります。500mmサイズではホリゾンタルに近くても370mmになるとスローピングして乗りやすくなるというモデルもありますので注意してチェックしましょう。

このことからも、クロスバイクを選ぶ際には店頭でじっくりと見て確認することをおすすめします

ステップ2.トップチューブをまたいでみる

候補が絞れたらクロスバイクを実際にまたいでみましょう。絶対条件として両足がトップチューブをまたいだ時に地面にきちんと着くことが必要です。

一番小さいサイズを用意してもらいトップチューブをまたがせてもらおう

スローピングフレームやミキストフレームであれば何でもOKというわけではありません。フレームにまたがって両足が完全に地面につかなければNGです。

つま先だけや、片足しか地面に着かないと停車時の安全が保証できず危険です。足がつかなくても、バランス感覚だけで乗ることはできるのですが、停止の際、疲れていて足に力が入らない場合や、いざというときに足がつかないと、倒れてしまい大事故になる場合もあります。お店によってはお客さんのことを考えた結果、売ってくれないところもあります。

実際にまたいてみて足がベタで付く トップチューブにまたがり両足が地面に完全に着けばOK。トップチューブが大きく傾斜しているとまたぎやすいというメリットも。理想は両足が地面に完全に着いた状態で股下からトップチューブまで少し余裕がある状態。
つま先までしか届かない場合 いくらお気に入りの一台を見つけても両足が地面に完全に着かなければNG。足が着かないと信号待ち時に転んでしまい大事故に繋がることも。この場合はほかの車種を探しましょう。

ステップ3.サドルの可動範囲を確認

フレームをまたぐことができたら次はサドルの確認です。サドルに腰かけた状態で足が着く高さから、まったく着かない高さまでの可動範囲があることを確認しましょう。

サドルの可動範囲を確認

慣れるまでは快適性よりも安全性を優先させる

クロスバイク初心者の方は、サドルにまたがったままで両足が地面に完全に着くまでサドルの高さを下げることをおすすめします。

もちろんスポーツ自転車に乗り慣れている人であればここまで下げなくても問題ありません。サドルに座ったまま足がつくというのは本来の適正ポジションではありませんが、クロスバイクに慣れるまでは快適性よりも安全性を優先させましょう

次に、ある程度クロスバイクに乗り慣れてきたら、つま先が届く程度にサドルを上げます。ここまで上げると安全性よりも快適性が増し、ペダリングもスムーズになります。

最終的には、ペダルを一番下にした時にヒザがかるく曲がる高さまでサドルを上げます。これがクロスバイクにおける適正なサドル高です。今までにない快適な走りを実感できます。慣れに伴い、高さを調整していきましょう。

低:両足が完全に着く 初心者の場合は安全面を考慮して最初は両足が地面にベッタリと着く高さまでサドルを下げます。この高さがサドルの可動範囲の底辺になります。
中:つま先が届く ある程度クロスバイクに慣れてきたらつま先しか届かない高さにサドルを上げます。今までの低い時よりもペダルを回すのがラクになります。
高:ヒザがかるく曲がる 踵をペダルに乗せた時にヒザがかるく曲がる高さが、クロスバイク本来のポジション。ペダルを楽に回せるだけではなく上体も前傾するので風の抵抗が抑えられます。

足が届かない時はシートポスト変更、もしくは切断する

シートポストとはサドルとフレームをつなぐパイプのことです。シートサスペンションがついているモデルはサドルが一番下まで下げられない場合もあります。その場合は、サスペンションがないサドルに変更します。それでも足が届かなかったらシートポストの末端を切断します。

シートサスペンションの有無を確認しよう

サスペンションとは地面からの衝撃を緩和してくれるパーツ。サドルの下にサスペンションが付いているものを「シートサスペンション」と呼びます。お尻への衝撃が緩衝されるので女性におすすめです。

ステップ4.ハンドルまでの距離を確認

サドルの設定の後はハンドルまでの距離を確認しましょう。サドルは前後できますし、ハンドル周りのパーツは変更可能なので、意外に簡単に距離の調整が可能です。

.ハンドルまでの距離を確認

初心者であればある程度上半身が起きたポジションがおすすめ

ペダルを回すために使われる筋肉は普通の自転車とクロスバイクでは異なります。上半身がまっすぐ起きた姿勢で乗る普通の自転車は、ペダルは脚力だけで回していますが、乗車時に上半身が前傾傾向にあるクロスバイクでは、脚力だけでなく前傾を支える背筋や腹筋の筋力も推進力として使われています。

だからこそ、クロスバイクは普通の自転車よりも早く遠くへ進むという特長を持っていますが、前傾している方が何事においても優っているというわけではありません。

前傾姿勢が強いと前を向くための筋力や体全体を支えるために背筋や腹筋、腕力も必要

前傾姿勢が強いと顔が下を向いてしまい、前を向くための筋力が必要になります。さらに体全体を支えるために背筋や腹筋、腕力も必要になってきます。(クロスバイクが全身を使う運動と言われる理由の一つはココにあります)

前傾姿勢に慣れてしまえば気にならなくなりますが、クロスバイク初心者であればある程度上半身が起きた姿勢をおすすめします。

どれぐらいの前傾姿勢がいいかは個々で異なりますので、自転車経験やスポーツ経験などを踏まえて店員さんと相談して決めましょう。

近:体が起きる ハンドルまでの距離が近いと体が起きるので乗りやすくなり、視界も広くなりますのでクロスバイク初心者におすすめです。ただしあまり近すぎると乗りにくくなるので注意しましょう。
遠:前傾姿勢になる ハンドルまでの距離が遠くなるとカラダは前傾するため、脚力だけでなく上半身の筋力を使ってペダルを踏み込むことができます。また風の抵抗も軽減できるので、クロスバイク本来の走りが可能になります。

ハンドルが遠すぎるようであれば

方法1.サドルを前に出す 一部のクロスバイクのサドルは上下にだけでなく前後にも調整できます。調整時には腕が楽に届くところまでサドルを前に出すとよいでしょう。ただし、サドルが前すぎるとペダルが回しづらいので注意しましょう。
方法2.ステムを短いものに ステムとはフレームとハンドルをつなぐパーツのこと。ステムを短いタイプに交換することでハンドルまでの距離を近くすることができます。

ステップ5.ハンドル幅を確認

最後に確認するのはハンドルの幅です。幅が広すぎても乗れなくなるわけではありませんが、幅の目安としては肩幅プラス10cm程度がクロスバイクのハンドル幅適正値です。購入の際は実際にハンドルを握ってみて店員さんに確認してもらいましょう。

ハンドル幅はお店の人に判断をしてもらうのがおすすめ

ハンドル幅が短いと細かい切り返しが可能になり、長くなると運転操作は容易になり安定性が増します。初心者であれば長いほうが使いやすいと思いがちですが、クロスバイクのタイプによってこの辺りは異なりますので一概に言えません。

平坦な舗装道路を高速で走るフラットバーロードタイプになると短いハンドルが向いており、ハンドル幅は肩幅からマイナス5から10cmが適正値とされています。

一方で、安定性を重視するマウンテンバイクタイプや、上体が起きる楽なポジションでのモデルの場合は肩幅からプラス10cm程度が適正値です。

いずれにしろ、ハンドル幅は自分で判断するのではなく詳しい店員さんに見てもらうことをおすすめします。5つのステップを乗り越えたらサイズ合わせは終了です。

ハンドル幅の確認手順

  1. 両手を肩幅に開きまっすぐ前に伸ばす
  2. 肩は動かさずにヒジだけをかるく曲げ
  3. そのまま腕を下ろしたところがちょうど良い幅になる

長すぎる場合はハンドルを切断する

デザインも気に入っていてサイズ感もバッチリだけど、ハンドルが長すぎる部分だけがどうしても適合しない場合、店員さんにお願いしてハンドルを短く切断してもらうことも可能です。ただし、ハンドル周りの設定はシビアなので販売店によって実施していないお店もあります。ご注意を。

女性におすすめのクロスバイク~2023年モデル~

最後に、各ブランドがリリースしている女性におすすめのクロスバイク(2023年モデル)を紹介します。女性向けかどうかを判断するのは、ブランドによって異なり、

など、わかりやすいものはいいのですが、ほとんどのモデルはサイズ等から女性向けかどうか判断せざるをえません。そこで、当サイトでおすすめの女性向けクロスバイクをあげてみました。あくまで一部ですが、参考にどうぞ。

TB1(ブリヂストンサイクル)TB1(ブリヂストンサイクル)
2つ星評価
価格:\65,000
街乗りタイプ アルミモデル ギア:1×7 コンポ種別:MTB
XB1(ブリヂストンサイクル)XB1(ブリヂストンサイクル)
2.5つ星評価
価格:\72,000
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
ORDINA F5B(ブリヂストンサイクル)ORDINA F5B(ブリヂストンサイクル)
2つ星評価
価格:\82,000
街乗りタイプ アルミモデル ギア:内装5段 コンポ種別:アーバン
RL3 FLAT(ブリヂストンサイクル)RL3 FLAT(ブリヂストンサイクル)
3つ星評価
価格:\104,000
速度重視タイプ アルミモデル ギア:2×8 コンポ種別:ロードバイク
QUICK 4(キャノンデール)QUICK 4(キャノンデール)
2つ星評価
価格:\88,000
街乗りタイプ アルミモデル ギア:1×9 コンポ種別:アーバン
CROSSLINE RIGID(センチュリオン)CROSSLINE RIGID(センチュリオン)
2.5つ星評価
価格:\71,500
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×7 コンポ種別:MTB
ESCAPE R3 W(ジャイアントリブ)ESCAPE R3 W(ジャイアントリブ)
2.5つ星評価
価格:\79,200
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
GRAMME(ジャイアントリブ)GRAMME(ジャイアントリブ)
2つ星評価
価格:\79,200
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
ESCAPE R W DISC(ジャイアントリブ)ESCAPE R W DISC(ジャイアントリブ)
2.5つ星評価
価格:\93,500
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
GRAMME DISC(ジャイアントリブ)GRAMME DISC(ジャイアントリブ)
2.5つ星評価
価格:\93,500
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
ESCAPE RX W(ジャイアントリブ)ESCAPE RX W(ジャイアントリブ)
2.5つ星評価
価格:\99,000
快適重視タイプ アルミモデル ギア:2×9 コンポ種別:MTB
ESCAPE RX W DISC(ジャイアントリブ)ESCAPE RX W DISC(ジャイアントリブ)
2.5つ星評価
価格:\119,900
快適重視タイプ アルミモデル ギア:2×9 コンポ種別:MTB
ESCAPE R W E+(ジャイアントリブ)ESCAPE R W E+(ジャイアントリブ)
2つ星評価
価格:\330,000
快適重視タイプ アルミモデル ギア:1×9 コンポ種別:MTB
MULTIWAY 26(ルイガノ)MULTIWAY 26(ルイガノ)
2つ星評価
価格:\66,000
街乗りタイプ アルミモデル ギア:内装7段 コンポ種別:MTB
MULTIWAY 27(ルイガノ)MULTIWAY 27(ルイガノ)
2つ星評価
価格:\66,000
街乗りタイプ アルミモデル ギア:内装7段 コンポ種別:MTB
SETTER 8.0(ルイガノ)SETTER 8.0(ルイガノ)
2つ星評価
価格:\75,900
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
SETTER 9.0 DISC(ルイガノ)SETTER 9.0 DISC(ルイガノ)
2.5つ星評価
価格:\86,900
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
MULTIWAY 27.5(ルイガノ)MULTIWAY 27.5(ルイガノ)
2.5つ星評価
価格:\88,000
街乗りタイプ アルミモデル ギア:内装7段 コンポ種別:アーバン
AVIATOR 9.0S(ルイガノ)AVIATOR 9.0S(ルイガノ)
3つ星評価
価格:\130,900
速度重視タイプ アルミモデル ギア:2×9 コンポ種別:ロードバイク
AVIATOR 9.0 DISC(ルイガノ)AVIATOR 9.0 DISC(ルイガノ)
3つ星評価
価格:\152,900
速度重視タイプ アルミモデル ギア:2×10 コンポ種別:ロードバイク
CROSSWAY 110-R(メリダ)CROSSWAY 110-R(メリダ)
2つ星評価
価格:\74,800
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
CROSSWAY 200-MD(メリダ)CROSSWAY 200-MD(メリダ)
2つ星評価
価格:\78,100
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
CROSSWAY 300-D(メリダ)CROSSWAY 300-D(メリダ)
2つ星評価
価格:\82,500
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
LIMIT 2(ネスト)LIMIT 2(ネスト)
2.5つ星評価
価格:\74,800
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
SHEPHERD(ライトウェイ)SHEPHERD(ライトウェイ)
2.5つ星評価
価格:\75,900
快適重視タイプ アルミモデル ギア:1×8 コンポ種別:MTB
RIP(ターン)RIP(ターン)
2.5つ星評価
価格:\97,900
速度重視タイプ アルミモデル ギア:1×8 コンポ種別:ロードバイク
TOKYOBIKE BISOU(トーキョーバイク)TOKYOBIKE BISOU(トーキョーバイク)
1.5つ星評価
価格:\86,900
街乗りタイプ クロモリモデル ギア:1×7 コンポ種別:MTB
TOKYOBIKE 26(トーキョーバイク)TOKYOBIKE 26(トーキョーバイク)
2つ星評価
価格:\96,800
快適重視タイプ クロモリモデル ギア:1×8 コンポ種別:MTB
FX 2 Disc(トレック)FX 2 Disc(トレック)
2.5つ星評価
価格:\105,490円
快適重視タイプ アルミモデル ギア:3×8 コンポ種別:MTB
FX 3 Disc(トレック)FX 3 Disc(トレック)
3つ星評価
価格:\129,690円
快適重視タイプ アルミモデル ギア:1×10 コンポ種別:MTB
FX SPORT 6(トレック)FX SPORT 6(トレック)
4つ星評価
価格:\413,490円
快適重視タイプ カーボンモデル ギア:1×11 コンポ種別:MTB