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通勤ルートの選び方

乗り換えや駅までの時間を考えると自転車で通勤した方が短時間で通勤できる場合があります。自転車通勤は通勤ルートの選び方によって安全に走れたり楽に走れたりできるかで、通勤のしやすさが大きく変わります。ここでは通勤可能距離と走りやすい道路について解説します。

通勤ルートについて

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初めのうちはいろいろなルートを試すことが必要

自分の好きなルートで移動できるのが自転車通勤の魅力のひとつ。ルートによって走っていて楽しいところから常に注意して走らないといけない緊張するルートなど様々。自転車通勤をする場合、自分に最適なルートを開拓することが大切です。

また、ルートがいつも同じだと自転車通勤も飽きてきます。急いでいるときには最短距離や信号の少ない通り、時間のあるときは車通りの少ないわき道や、遠回りだけど走りやすくて人通りの少ない路地、と選べるようにすれば、気分も変わって通勤が楽しくなります。またいくつかルートがあれば、その道の都合が悪い時は別ルートを選ぶなど、気分に応じていろいろなルートを試してみましょう。

通勤ルートの開拓には、「グーグルマップ」などの地図サービスはもちろん、自転車に特化した「自転車ナビタイム」などで検索してみるのも良いでしょう。思いもかけないルートが表示されることも。

良い通勤ルートとは

安全な道

安全な道

最も重視したいのはその通勤ルートが安全かということ。ここでいう安全というのは、1.歩行者が少ないこと、2.急な飛び出しがないこと、3.自転車が走行する箇所にマンホールなどの滑りやすいものがない、という3つの条件がそろった道

歩行者が多いとそれだけ接触してしまう可能性があり危険であるばかりか、万が一接触した場合はどのような場面であっても自転車側の責任にとられてしまいます。

同様に危険なことは突然の飛び出し。見通しの悪い道に多いが車が一旦停止せずに飛び出してきたり、自転車が飛び出してきたりする場所があります。できるだけ見通しが良く飛び出しが少ない道を選ぶことが大切です。

もう一つ危険なことは滑りやすい場所があるかどうか。平常時であればブレーキをかければ自転車は減速し停止します。これはブレーキによりタイヤの回転が止まり、タイヤが道路にグリップする形で停止します。グリップしやすいアスファルトはもちろん、グリップしづらいマンホールの上でもある程度は停止します。

ただし、マンホールや鉄板が濡れている場合抵抗が少ないため、そのうえでブレーキを踏むときちんと制動せずに滑ってしまいます。こうなるとバランスがうまく取れていないと転倒してしまいます。雨の場合はなおさらです。

転倒すると車体のダメージはもちろん、自分自身へのダメージが大きいのでできるだけ避けたいところ。そのため、滑りやすい箇所はできるだけ避けて通るようにしましょう。

安全な道の条件

  • 歩行者が少ない
  • 飛び出しがない
  • 自転車が走行する箇所にマンホールなどの滑りやすいものがない

信号や一旦停止などで停止しなくていい道

信号や一旦停止などで停止しなくていい道

自分の安全を守るため、他人に怪我や損害を与えないため、道路でのルールを守ることは当然のこと。赤信号や一旦停止の場面では必ず止まることが大切です

さて、都市部ではこのような信号や一旦停止が必要な箇所が多く、そのたびに停止するとスピードを上げて走ることができないばかりか、「止まる・走り出す」を繰り返すため体力を消耗しがち。そのため、停止する必要が多い場合は疲れやすいともいえます

そのため、多少距離が長くてもサイクリングロードなどの信号や一旦停止しなくてもいい道を選ぶことによって体力の消耗を抑え快適に走ることができます。

段差が少ない道

クロスバイクの細いタイヤは段差に注意する必要があります。例えばスピードを上げた状態で段差に乗り上げるとその影響で段差とホイールがタイヤ内のチューブを強く挟み込み、パンクの原因ともなります。

そのため、段差がある場合はスピードを落として段差に侵入する必要があるためスピードの維持は難しくなります。スピード維持が難しいと快適に走りづらく、パンク防止と合わせて段差が少ないルートを選びましょう。

夜間はライトが照らされて明るい道

夜間はライトが照らされて明るい道

昼間などの明るい時間のみ通勤するのであれば特に問題はないのですが、暗い時間の自転車通勤は危険。道には何が落ちているかわかりませんし、突然大きな段差がある所もあります。そのため、夜間はライトを点灯して走行するのですが、街頭などがあって明るい道であればさらに安心。一方、河原沿いのサイクリングロードの一部では夜間は全くライトが付いていないところもあり、夜は真っ暗。道路の状態を常に気にしながら走りましょう。

なお、街灯が少ない道や、街灯がない道が通勤路の場合はクロスバイクにつけるライトをできるだけ明るいものにしておきましょう。クロスバイクのライトは非常に明るいものからそこまで明るくないものまで多種多様に揃っておりますが、ライトが暗いと道路状態を確認しづらいので危険ですので、明るいものを選びましょう。

明るいライトは電力消費が多いので電池式ではなく、充電式のライトが多いのが特徴。充電式のライトは初期費用が多少高いのですが、たびたび電池を購入する必要もないのでエコで経済的ともいえます。明るさはルーメンやカンデラという単位で示されていますので、それを参考にするとよいでしょう。自転車のライトについて「おすすめの自転車用ライト10選」で説明しておりますので、参考にしてください。

自宅から職場までの距離が10~15kmぐらいがちょうどいい

自宅から職場までの距離が10~15kmぐらいがちょうどいい

自転車通勤に適した距離は人それぞれですが、有酸素運動でダイエットという要素を加えたいのなら30分以上の乗車をおすすめします。

信号の多い市街地をクロスバイクで通勤する場合の平均時速は15km。これは市街地を走る路面バスと同程度の速さ。スピードに乗って気持ちよくなってきたあたりで信号に引っかかります。つまり、一般的には自宅から会社までの距離が10km~15kmぐらい、時間に直すと45分~1時間程度の通勤時間となります。

距離 コメント
~5km 短すぎてダイエット目的としては効果が出にくい
5km~10km おおよそ20分から30分なので疲れを感じにくい距離、ダイエット効果としては少し弱い
10km~15km クロスバイクを使った自転車通勤に最適
15km~20km 体力がある人やクロスバイクに慣れてきたら
20km~  毎日の自転車通勤であればクロスバイクでは辛い

最良はサイクリングロード、次点で幹線道路

最良はサイクリングロード、次点で幹線道路

通勤のための道路を選ぶ際に重要なのは、「安全性の高い道を選ぶ」ということと、「スピード維持が可能か」ということです。車通りや人通りが多すぎて危なかったり、信号や一時停止ですぐに止まる必要があったり、路面状態が悪くスピードを出せなかったりするような道は通勤には向きません。

サイクリングロード

最良の道はサイクリングロード。多少遠回りになってもサイクリングロードを使ったほうが結果的に早くなったり、ストレスなく走れたりするのでお勧めです。信号がないだけでなく歩行者もそこまで多くないので快適に走ることができます。通勤途中の範囲にサイクリングロードがあるか調べてみるとよいでしょう。

市街地では

市街地ではできるだけ太い道を選びましょう。というのも、見通しが良く歩行者の飛び出しがめったにないからです。

また、道によっては車道とは別に自転車と歩行者専用のエリアがあるので自転車通行可能なエリアがあればそれを使うのもよいでしょう。ただし、自転車通行可能とはいえ、歩行者が優先されるので歩行者の妨げになるようなことをしてはいけません。

幹線道路から一本入った裏道は車通りが少ないものの、歩行者が道の真中を歩いていたり、路地から自動車が飛び出してきたりする可能性があり、スピードを出しづらいのが難点。常に歩行者優先の気持ちを忘れずに安全運転を心がけましょう。

道路の種類  判定 一言
幹線道路   スピード維持を考えると幹線道路がよい。問題は信号と路上駐車車両。
歩道 車道で危険を感じた時や歩道走行可の標識が出ている場所では歩道を走ることができる。
サイクリングロード 自宅から会社までこのような道で通える人は幸運だ。平気速度は時速20km程度に上がる。
裏道 △  幹線道路が走れない場合の対処法としてはOKだが、飛び出しが多いので注意が必要。
あぜ道など舗装されていない道路 × できるだけ避けよう。パンクの危険性が高い。

通勤路は試走して見定めよう

通勤路は試走して見定めよう

いきなり通勤に挑戦するのは危険

街中は思っている以上に信号や踏切など、停止や徐行する必要がある箇所が多いため、クロスバイクでの移動には時間がかかるものです。また、路面状況が悪くガタガタ道や慢性的に渋滞している道もあり、思っていた時間どおりに会社につかない場合も。どのような通勤経路なのか把握するためにも、休日など時間のある時に、試しに会社まで自転車を走らせてみましょう。

可能であれば代休などで平日の通勤する時間帯にどのくらい時間がかかるか、どのくらいの疲労感があるかなど、実際走った上で自転車通勤に挑戦してみるとさらに良いでしょう。

走行距離などの情報を測定しておこう

通勤に必要な時間や、どれだけの距離を走るのかということを知っておくのは非常に重要です。測定するにはサイクルコンピューターを使うのが一般的ですが、数回しか使わないのであれば他の方法もあります。

スマートフォンを使って測定する

走行時間や走行距離はサイクルコンピューターがなくてもスマートフォンのアプリで測定できます。例えばiPhoneなら、Cyclemeterというアプリがあり、GPSを使って走行位置を測定してくれるのでほぼ正確な距離が測定でき、地図に残してくれるのであとで見返すのも楽です。

操作もスタートとストップだけで、走行中スマートフォンを操作しながら走らなくていいので安全。基本機能は無料で、無料の範囲内で十分測定できるので試してみるといいでしょう。

サイクルコンピューター

スマートフォンで測定するのもいいのですが、自転車での各種記録はサイクルコンピューターがあればベスト。スマートフォンは走行中に操作できないので走行中に状況を知ることはできませんが、サイクルコンピューターであれば走行中でも常に走行距離や時間などを把握することが可能です。

そのため、自転車通勤を本格的に始める場合は持っておいて損はないでしょう。なお、安価なサイクルコンピューターは最低限の機能しか測定できないので、できればそれなりのものを購入しておくことをおすすめします。

走行距離からタイヤの回転数まで様々な要素を測定できるので初めてのサイクルコンピューターに最適な一台。ケイデンスまで測定できるので、クロスバイクからステップアップしてロードバイクに乗る時にも十分使えるスペック。

測定できる要素

  • 走行速度、平均速度、最高速度
  • 走行距離、積算距離
  • ケイデンス(ペダル1分間あたりの回転数)
  • 心拍数(別途心拍数センサーが必要)
  • まとめ

    自転車通勤にとって通勤ルートは大切な要素。快適な通勤ルートであれば楽しく快適に走ることができ、自転車通勤を無理なく長く続けることができます。そのため、はじめのうちは様々なルートを試してみて、最適な道を模索することが大切です。

    道路の種類 判定 一言
    幹線道路 スピード維持を考えると幹線道路がよい。問題は信号と路上駐車車両。
    歩道 車道で危険を感じた時や歩道走行可の標識が出ている場所では歩道を走ることができる。
    サイクリングロード 自宅から会社までこのような道で通える人は幸運だ。平気速度は時速20km程度に上がる。
    裏道 幹線道路が走れない場合の対処法としてはOKだが、飛び出しが多いので注意が必要。
    あぜ道など舗装されていない道路 × できるだけ避けよう。パンクの危険性が高い。